2016/8/25 Thu

Google TrueView広告の360度動画配信で、CPI 130%・視聴率160%改善!

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~動画を機軸に新しいプロモーションに挑戦し続けるアプリボット社~

梅沢 彩子 氏

株式会社 アプリボット
マーケティングチーム マネージャー

清水 啓佑

株式会社 サイバーエージェント
NEXT事業部 企画チーム

八木 宏之

株式会社サイバーエージェント
インターネット広告事業本部 営業局 マネージャー

梶 賢

株式会社サイバーエージェント
インターネット広告事業本部 チーフコンサルタント

アプリボットのヒットタイトル、学園ライフアドベンチャーゲーム「グリモア~私立グリモワール魔法学園~」のプロモーションにおいて、
360度動画をGoogle TrueView広告で配信。
本プロモーションについて、株式会社アプリボットより梅沢氏、当社NEXT事業部より清水、そして当社担当者と共にインタビュー取材を行いました。

360度動画のプロモーション概要と、実施の背景

CA八木:アプリボットのヒットタイトル、学園ライフアドベンチャーゲーム「グリモア~私立グリモワール魔法学園~」(以下、グリモア)のプロモーションにおいて、以前よりGoogle TrueView広告で動画配信を行っていたのですが、最近、360度動画の広告配信も可能になったとのことで、NEXT事業部で制作した360度動画の配信に挑戦しました。
清水:NEXT事業部は、サイバーエージェントのゲーム事業の中のさまざまな新規事業に取り組む部署です。360度動画制作を始めようと思ったきっかけは、最近360度動画をFacebookなどでよく目にするようになってきていたので挑戦してみたいと思ったことと、Google TrueViewで広告配信をしている「グリモア」の素材だったら、360度動画がすぐ制作できるのではないかと考えたことからです。
実際に制作したら1週間で作ることができ、効果検証するために、Google TrueView広告で配信を行いました。
 
CA梶:企業が「360度動画を作りました」というのは、ちらほら耳にしますが、ゲーム会社で、かつ実際に作った動画の広告配信まで実施した事例をあまり耳にしたことがありませんでした。なので早速、Googleさんに、現在Google TrueViewで広告配信をしているが、360度動画においても同様に配信可能なのかヒアリングを行い、そして、細かい調整を行ったうえで、360度動画の広告配信にたどり着きました。

チャレンジポイント

◆360度動画のGoogle TrueView広告配信において、難しかったこと

CA梶:360度動画は、通信容量を結構消費するので、Wi-Fiに繋いで視聴してもらわないと画質が悪いということがネックでした。
いかに配信ボリュームを出せるか、コンバージョンをいかに高められるか、またそこの最適化の調整を図ることに少し苦戦しましたね。
そして、実際に配信してみると、アクションをしながら視聴してもらう360度動画の方が、インストリーム広告と比較して、視聴率160%上昇、また再生率も非常に伸びたんです。

結果として、Google TrueView広告の360度動画を、ユーザーがちゃんと見てくれるということがわかりました。
また、一番気になる効果ですが、インストリーム広告に比べて360度動画の方が、CPIを130%改善させることが出来ました。正直、ユーザーのアクション後、インストールまでしっかりと繋がるのか?と思っていましたが、この結果には驚きました。

◆360度動画のGoogle TrueView広告がうまくいったポイント

CA梶:360度動画をGoogle TrueViewで広告配信を行うと決まった当日に、Googleのご担当者さんにすぐに相談し、その上で当日入稿を行いました。Googleご担当者さんにも大変ご協力いただき、まさに、当日依頼でその日中に入稿までを完了したという、スピード感がポイントですね。
また、NEXT事業部のゲームで培った開発力もスピード感をもって実施できたポイントだと思います。

清水:動画制作1本あたり、4営業日で制作しています。短期間で作っては出して作っては出して、を繰り返し効果検証しています。制作するにあたり、ゲーム制作で培った開発力や、今まで溜めてきたクリエイティブ素材が活きていると思います。
梅沢氏:我々マーケチームから見ていても、スピード感が本当にすごかったです。
実施が決まってから、すぐ映像ができて、明日から配信します。というスピード感だったので、そのスピード感で広告配信に対応できる体制は、すごいと感じました。
 
CA梶:配信後は、効率はもちろんですが、特に注目していたのは動画の再生率です。
Google TrueView 広告は、動画の長さに対して、25%再生・50%再生・75%再生・100%再生の割合を追うことが出来ます。
360度動画は、ユーザーにアクションさせながら視聴させるので、受動的な通常のインストリーム広告と比べ再生率は多少伸びるだろうと想定はしていたのですが、結果として、各再生のタイミングにおいて、2倍から3倍程度の再生率の伸びとなりました。想定以上に、視聴してもらえているんだ!というのが率直な感想です。

CA八木:360度動画の可能性はまだまだすごくありますね。なので、こちら運用側からすると、動画広告配信周りにおいて更なる強化を図っていく必要があると思います。

360度動画に期待したこと

​◆今回、どんな可能性を期待して広告配信を始めたんですか?

梅沢氏:弊社では、なるべく新しく可能性のあることをやってみたいという思いがベースにあります。 他社もやっているような同じことを、同じようにやっていたら、ユーザーにも飽きられてしまいますし、少し目新しいことをやったとしても、すぐに古くなってしまうので、常に新しいことに挑戦し続けたいと思っています。  
今回の360度動画は、VRに近いような普通の動画や静止画じゃ分からない世界観を伝えられるため、ユーザーの方もサービスを理解してくれた上でアプリをダウンロードしてくれるのではという期待がありました。
CA八木:そもそも、最初から獲得数値を大きく期待することは難しいだろう、という前提にありながらも360度動画広告を配信できたのは、常に新しいプロモーションに挑戦し続けるアプリボットさんだからこそだったと思います。

プロモーションの効果

梅沢氏:広告自体の在庫数や、インストールに直結させるという観点では、今後の課題点や改善の余地を感じましたが、視聴完了率の高さや、視聴したことによって世界観を認知してくれているという観点において、とても効果的でした。
 
CA梶:配信単価は若干高くなっていますが、視聴率を上昇させて単価を下げる、インストールに直結させるという観点でいうと、クリエイティブの見せかた次第で視聴率・CVRは大きく改善できます。そのあたりも含めて、こんなことが出来るなどいった話はまだまだ出来るので、もっと掘っていきたいですね。
 
CA八木:日頃、獲得まわりの数値をみているので、CPIを追うことが最終着地にはなるのですが、今回のような360度動画においては、『世界観の認知やテレビCMの認知拡大に繋がること』という、新しいKPIを設定して、それに即したプロモーションを行っていく設計を、もう少し出来ていたらと思います。
そうすると、360度動画のみならず、今後可能性のあるVRや動画周りの新しい施策も、より可能性は出てくるのかなととても思います。
 
梅沢氏:私もそう思います。

今後の展望

梅沢氏:リスクはとりながらも、新しいことをやっていきたいです。新しいことと、競合が追随できないことは、常に挑戦したいなと思い日々取り組んでいます。
 
CA梶:VR周りも注目しています。今後、そういった広告も実現可能になってくると思うので、またGoogleさんなどにもご協力いただきながら、チャレンジしていきたいですね。
 
 
清水:海外ではVRのアドネットワークもすでにありますしね。
 
CA八木:プロモーションをお任せしていただいているので、効果を最大化していくというのは当然なのですが、新しい広告商品や最新情報をいち早く提供し、できるだけ一番最初に広告商品を作って、先行者メリットを提供していきたいです。御社にとって、広告とゲーム双方を伸ばすお手伝いをすることが、我々にとっても一番理想の形。今回のようなトライは引き続き行いつつ、効果を出していきたいです。
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