2015/12/15 Tue

国内最大級の広告運用チームを支える「ツール」 (5)

北出 庫介

株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部 ディシジョンエンジン推進室

 

前回は「CA DataFeed Manager」についてお伝えしました。
今回は、Yahoo! JAPANのインフィード広告にも対応した順位管理自動入札ツールの 「KURO OBI’d(クロオビ)」について書いていきたいと思います。
 
※11月30日に当社よりリリースを配信いたしました。
https://www.cyberagent.co.jp/product/press_detail/id=11362&season=2015&category=adtech
 

「KURO OBI’d」とは

「KURO OBI’d」は、検索連動型広告およびYahoo! JAPANが提供するインフィード広告において、指定順位を取得するための自動入札ツールです。

このツールを利用することで、指定した掲載順位を獲得するために最大で1時間に複数回、現状の掲載順位を確認して指定した順位を獲得できるように、自動で入札調整を行います。
 

順位管理の必要性とは

実際に運用されている方は実感されていると思いますが、検索連動型広告において、順位とクリック、クリック率、CPCの相関性は高いです。
掲載順位が高ければ高いほどCTRが上がりやすく、クリック数も増えます。ただ、上記の表も見ていただくとわかるとおり、順位が高いとCPCも高くなってきます。

その上で、何位に置いておくと獲得効率が良いのか考え、それを実現することが非常に重要になってきます。
最近では、自動入札を行う際に、配信実績を加味して自動でCPCを調整してくれますが、それだけでは「この順位(例えば、1.8位など)を取り続ける」ということはできないので、機能の使い分けが必要になってきます。

その時に、この「KURO OBI’d」を活用して、順位管理を実現することができます。

インフィード広告における順位管理とは

例えばインフィード広告も、検索連動型広告での掲載順位と同様に、上位であればあるほど広告の表示機会は上がります。ただ、インフィード広告においては必ずしも表示機会が上がれば良いとはいえません。
しかし、検索連動型広告の順位と同じように、順位とクリック率やCPCとの相関性はあります。
当社の独自開発した「KURO OBI’d」を活用することで、インフィード広告においても適切な順位を獲得することができ、頻度高く獲得効率の良い順位を保つことができます。

ツールで効果を出していくには

先日の当社のリリースで、インフィード広告に対応した配信の実績から、最適な入札価格を調整する「WABI SABI’d」と、指定した掲載順位を獲得するために入札価格を調整する「KURO OBI’d」の2つの入札ツールについてお伝えしました。それに加え、AdWordsにおける属性別の入札調整比を調整する「MIYABI’d」があり、当社の入札ツールは全部で3種類あります。
何も考えずに設定すれば効果が上がるということではなく、その時の状況や求められている内容によって、適切なツールを使って運用することが重要です。

自動入札の市場は、一見落ち着いてきたように見えますが、マーケットとしてはFacebookやTwitterをはじめとしたインフィード広告なども増えてきているため、対応すべき媒体もまだまだ増えてきています。
いろいろなパターンやケースがあり、どこまでどうやって対応するかも考えた上で、広告効果を最大化するために、ツールの活用も含めたアカウント設計が非常に重要になってくるのだと思います。


第5回はこの辺りで終わりにします。
次回は、運用とツールが将来的にどういった形になっていくかについて、取り上げていきます。
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